ソルロンタンとセンチメンタル〜赤坂・一龍〜
一人でソルロンタンを食べに行った。
赤坂の一龍・別館へ。
今日は食事を後回しにしていたら仕事が入り、夜までお菓子をつまむ以外は何も食べていなかったのだ。
一人で贅沢…まぁいいか、と足を運んだ。
電光板、光りすぎ(笑)
一番上のメニューを選ぶ。
3分と経たないうちに、韓国人の店員さんが小皿をたくさん持ってきてくれた。
少しずつ、いろんな味を楽しめるようにということなのだろうか。
韓国人のホスピタリティを感じる瞬間。
どれも全部美味しかった。
特にカクテキはクセになる味で、キムチは辛みにが強くて白米に合う。
これをソルロンタンに入れるという手もあるそうだが、今回は初ソルロンタン、塩とコショウでいただいた。
ソルロンタンはやさしい味。
味が薄めなので、卓上の塩をお好みで。
柔らかい肉とスープをすする、胃が休まる。
ボーッとしたくて、ここに来た。
胃にやさしいものを、一人で食べながら、考えてもどうしようもないことを考える。
人との別れが、いつも寂しい。
人見知りゆえ、仲良くしたいという気持ちや相手への好意を伝えるのが上手くないから親睦を深めるのに時間がかかる。
親しくなりきる前に、だいたいの場合は別れが来てしまう。
それなのに、単純すぎるぐらいにすぐ情が湧いてしまうのだ。
まだまだたくさん会いに行って親しくなれると思っていたけれど、気づけば別れの時期がやってくる気配が漂い始めていた。
きっと、また会いましょうが社交辞令で終わってしまうのが大人の社会なので。
このさようならが、本当の本当に最後のさようならになっちゃうんだろうと考えるだけで、すでにセンチメンタルなのです。
泣きそうです。
アホらしいけど…
人や場所にすぐ情が湧いてしまう。
精神的に子どもなの?
それともそういう性格?
家に帰ってまじまじと考えてしまえば耐えきれなくなりそうだから、知らない人たちに紛れて一人、やさしい味に満たされたいと思った。
いまも心が押しつぶされそうだ!
いつまでも寂しがり、はやく精神的に自立したいよ。